記事を投稿してくれる方募集中です。

自分こそはホンモノを知っている?自分が好きなものを好きなように語ればイイじゃない。

ミナノヒコ
やっと、やっとだ!
ミナノヒコ
やっと・・・やっとだ!!!
ナギ
・・・・・・
ミナノヒコ
やっと・・・やっと・・・やっとだ!!!
ナギ
そろそろ反応してあげたほうがイイですか?
ミナノヒコ
ウン。
ナギ
わかりました。では・・・
ナギ
何がやっとなんですか?
ミナノヒコ
え!?何のこと♪
ナギ
は!?
ミナノヒコ
あ!なんか聴こえちゃってた?
ナギ
いや、あなたが反応して欲しいであろうから、仕方なく質問したんですけど。
ミナノヒコ
実はね、合格したのよ。てへぺろ☆
ナギ
ほう。何に?
ミナノヒコ
”人のコトをトヤカク言う資格5級”
ナギ
へー、そんな資格あるんですねー
ナギ
この資格があると何かイイコトあるんですか?
ミナノヒコ
ありますとも。

文部科学府が検定試験”人のコトをトヤカク言う資格”を認可

文部科学府は今年成立した”国民情緒法”に基づき技能検定という枠組みで”人のコトをトヤカク言う資格”を設置。
当該検定は1級~5級に分かれており、1級合格者は研修課程を修了することで優越官となることが可能。

ネットの炎上による損害は年間で1000億円に達する。未曾有の不寛容社会が到来し、実質的な思想・言論の自由が封殺されつつある危機に対し、
不寛容の根源を為す選民意識の高い厄介な層(某掲示板中毒者など)にそれなりの優越感を与えることで彼らの不満を解消するのが文部科学府の狙いだ。

背景

2000年代、SNSやクチコミサイトなど、インターネットメディアの発達により国民総評論家時代に突入。
そういった流れのなかで、言論の自由のもと表現活動の可能性が拡大する効用もあったが、
個人の言動さえも常に赤の他人からの看視・査定の眼にさらされることになった。
もちろん、それは思い込みにしか過ぎないのだが・・・

某掲示板を中心に”情報強者・弱者”といった”常なる相互批判”が一定の層に浸透し、相対的価値にしか判断基準を置けなくなる若者が増加していった。
若者たちは”見えざる批判者””論破”されないように比較可能な”コスパ””効用最大化”という理論を用いて精神の安定を図った。

やがて某掲示板世代が社会の中核を為すようになると、ヘイトスピーチなど、他者や異質な者たちに対する言論的な攻撃へと発展。
それぞれのコミュニティに根拠無き選民思想が蔓延し、重篤な不寛容社会を生み出した。

”知る人ぞ知るホンモノ志向”などの”差別化意識”も、結局は相対的価値のなかで他者にマウントすることが最大の動機である。
そうすることで、自分には誰かを批判する資格があると錯覚を起こしている。
もはや個人的価値の追求のためでなく、見えざる批判者に対する予防策が高じて、他者の矮小化すなはち相対的な自己の優位化の為にだけ名品を揃え名店に通いバラエティ番組を観ないのだ。(ホントは観ているが。)

個人的な幸福の追求も、わざわざそれを枕詞のように前置きしなければならなくなった。
そうしなければ「〇〇する奴は馬鹿」「□□はウザイ」とどこかで陰口を叩かれる。

”人のコトをトヤカク言う資格”は不寛容を助長するのではないか

誤解されがちだが、この”人のコトをトヤカク言う資格”は他者批判の許可ではない。
不寛容な言論やヘイトスピーチに対する批判能力を保証するものだ。

ダイバーシティに対する理解と実践を伴う善き国民として税金など様々な優遇を受けられるものだ。

ナギ
へー。所長からは最も遠い資格に思えますけどね。
心にも無いことを誓っても資格は取れちゃうんですか?
ミナノヒコ
ノンノン。そうは問屋が卸さない。
ナギ
表現が古い。さっきの「てへぺろ」も古いし。
ミナノヒコ
まあ、俺は資格持ってるから、古いとか新しいとかそういう批判に屈しないけどね~。
ナギ
批判したつもりはないですけどね・・・まさかメンタルの持ちようで合格する資格なんですか?
ミナノヒコ
そうだね。メンタルチェックと嘘発見機テストがある。
ちなみに5級ならメンタルチェックは10,000項目ある。
ナギ
10,000項目!?
ミナノヒコ
うん。24時間ぶっ通しでメンタルチェック。
ナギ
それ自体が相当なメンタルチェックじゃないですか。
ミナノヒコ
そのあと、自白剤飲まされて色々質問される。
ナギ
人権問題ですよ。てか、どんな質問ですか?
ミナノヒコ
坂下忍は好きか?とか、キャッシュカードの暗証番号とか。
ナギ
・・・・・・こいつ、バカだ!

※この記事はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 This is a work of fiction. The characters, incidents and locations portrayed and the names herein are fictitious and any similarity to or identification with the location, name, character or history of any person, product or entity is entirely coincidental and unintentional.

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