今年こそ自腹を切りたいと思っている人は押さえておくべき

みなさんは、自腹を切ったことがあるだろうか?

飲み会の幹事を任されたが、ドタキャンのせいで予算が合わなくなった、とか。

経費で落とすべき備品購入代金だが、経理が妙に横柄で嫌な思いをしたり。

アパレル業界なら、名ばかり「手当」が支給され、その分の商品を半ば強制的に買わされたり。

自腹は痛いものだが、今、改善されようとしている。

 

自腹促進法案が上院を通過

数年前から議論になっていた「自腹促進法案」がいよいよ現実のものとありつつある。

これまで我がクニでは「自腹」は刑法で禁止されていたが、慣行はあとをたたず有名無実化していた。

しかし近年、自腹ハラスメントが横行。さらに、それを逆手にとった恐喝事件が頻発するなど、社会問題となっていた。

政府珍民党が主導で、適正な自腹の普及を目指す超党派勉強会「ジバラボ」を結成。議長は同党の渡邉実樹氏が就任。

およそ5年の歳月を経て、当該法案が可決された。


※フルサイズでみる。

 

自腹促進と高齢者の所得倍増計画

法案の目玉は、なんといっても高齢者の所得倍増効果である。

消費者・会社員が自腹を切った分は、申請手続きを踏まえて老後の年金に上乗せ。還付される仕組みだ。(通称・自腹年金)

同法が施行されれば、消費者省管轄の自腹年金機構が発足するはこびとなっている。主な財源は「自腹債」でまかなうとしている。

「ジバラボ」の中長期予測では、

”消費者及び会社員は、「自腹が将来還付される」とわかれば、貯蓄の大部分を自腹に回す。すなわち消費が増大。老後には増額された年金で更なる消費行動をする。また企業も経費節減が容易になり、業績を上げやすくなる。”

としている。

なんともいたれり尽くせりなシステムだ。

「自腹債」の償還が150年である点について、渡邉議長は「国家百年の計だ。将来世代へのプレゼントだと思って欲しい。その頃には、どうせ体制は変わっている」と力強く述べている。


※ZEBARAが開発した無痛自腹カッター

 

自腹の痛みを根本から解決

民間では、はやくも自腹市場の争奪に向けて動きが活発になってきた。

なかでも、文房具大手「ZEBARA」無痛自腹カッター「ハリキリ・ハラキリ」を開発。これを使えば、どれほど深く自腹を切っても、まったく痛みはなく、出血もない、としている。ペインクリニックの分野からも注目されている。

また、通信教材大手「#You Too」「スマート自腹講座」を開設。講座は12ヶ月で60万円。テキストの冒頭には「大きな自腹でも呼吸法を守り、勇気をもって対処すれば自己の成長に繋がる。自腹は自己犠牲ではなく自己実現だ。」と記されている。

さらにパチンコグループ「マルハダカン」は、テーマパーク「ジバランド」の建設計画を発表。

まさに「自腹戦国時代」といった有様だ。

自腹は「切るくらいなら逃げるべき」時代から、「切ったもん勝ち」の時代へ移った。

巷では、「ジバラー」が急増している。

※海坂市では各所で「自腹セミナー」が開かれている。


※この記事はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
This is a work of fiction. The characters, incidents and locations portrayed and the names herein are fictitious and any similarity to or identification with the location, name, character or history of any person, product or entity is entirely coincidental and unintentional.

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