忖度の向こう側に行ってみた。

4月4日、国内大手メーカーより、新型エアリーダーが公開

近年、各メーカーが提供するエアーリーダーⒸ(空気解読機)の性能は横並びとなり、目新しい機能も追加されず、市場は鈍化傾向にあった。
さらには、隣国メーカーの低下価格高機能路線に押されて、国内シェアも隣国の製品が過半を占めるなど、国内メーカーには撤退ムードが漂っていた。
隣国の製品群は、空気を読むよりも、むしろ周囲の空気を強制的に変えることに特化。わが国の国民性にはない発想が盛り込まれており、世界的に大ヒットした。

この状況に早い段階から危機感を覚えていた国内最大手「ダキイン工業」は、新機能とポータブル性を両立させるハイエンドブランド「SONTAKU」(忖度)の開発に着手していた。SONTAKUは、エアリーダーのパイオニア的存在である同社の「KY(ケーワイ)」の上位モデルをイノベーションしたものであるという。実に11年の開発期間を要した。発売日の決定という形で、今回の公開にこぎつけた。

AI(人工知能)が我々を「忖度」の向こう側へといざなう。


※新型エアリーダー「SONTAKU」

SONTAKUに搭載されたAIが周囲の状況を瞬時に的確に判断。常時ネットワークに接続し、リアルタイムにトレンドを学習、従来よりも高精度に空気を読むことに成功。
また、「OSEKKAIモード」で数時間後から数日先の空気も高い精度で予測できるとしている。

そして、新機能。

これまで遅れをとっていた空気正常機能も、もはや別次元の進化を遂げた。
空気正常機能として、はじめて「宇宙際対比・三浦理論」によるメカニズムを採用。
ユーザーは、さしさわりのない空気をごく自然に体験できる。
従来、どのメーカーの機器も、正常な空気の醸成にはある程度の水分、つまり多少の水蒸気を必要としていた。
しかしSONTAKUは、自身が生み出す振動「f分の1ゆらぎ」によって空気を変えることができる。革命的な機能だ。

厚生労働府によれば、重苦しい空気による経済損失は年間で15.2兆円に上ると推計されている。
今回の新製品の登場により、あちこちの空気が軽妙になれば、わが国全体の生産性の向上につながると期待される。
本発表直後、文部科学府より大量購入の注文があったとか、なかったとか。


※エアリーダーの草分け的存在「KY」の試作機

※この記事はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
This is a work of fiction. The characters, incidents and locations portrayed and the names herein are fictitious and any similarity to or identification with the location, name, character or history of any person, product or entity is entirely coincidental and unintentional.


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください